ジャイロキャノピーの屋根を塗装した時の写真です。
2液式のウレタン塗料ですので、強固な塗膜で色褪せも容易には致しません。
2016年12月29日木曜日
ジャイロ マロッシ組み立て
ジャイロX後期型に、マロッシの68ccボアアップキットを取り付けました。
開梱時、ピストンはシリンダーの中に入っています。
リングがキッチリはまっていますので、注意して取り外します。
ピストンの中に、細かい部品が入っています。
ピストンには結構バリがあるので、リューターと紙やすりで慣らしておきます。
シリンダーも同じくバリ取りしますが、
ポートを同時に加工いたします。
下の写真は排気ポートです。
今回は左右に約2mmずつ拡張しました。
排気ポートはエキパイに繋がる経路内の鋳造独特のハダも慣らして平滑化します。
仕上げは全て手作業で行っています。
今回はヘッドもマロッシ製のセンタープラグタイプに交換しました。
マロッシシリンダーへの交換後はセッティングを出して納車となります。
ポート加工は手作業なので月に3台限定で承ります。
ご希望の場合は当店までお電話で予約をお願いいたします。
タナベファクトリー
03-5969-9848
開梱時、ピストンはシリンダーの中に入っています。
リングがキッチリはまっていますので、注意して取り外します。
ピストンの中に、細かい部品が入っています。
ピストンには結構バリがあるので、リューターと紙やすりで慣らしておきます。
シリンダーも同じくバリ取りしますが、
ポートを同時に加工いたします。
下の写真は排気ポートです。
今回は左右に約2mmずつ拡張しました。
排気ポートはエキパイに繋がる経路内の鋳造独特のハダも慣らして平滑化します。
仕上げは全て手作業で行っています。
今回はヘッドもマロッシ製のセンタープラグタイプに交換しました。
マロッシシリンダーへの交換後はセッティングを出して納車となります。
ポート加工は手作業なので月に3台限定で承ります。
ご希望の場合は当店までお電話で予約をお願いいたします。
タナベファクトリー
03-5969-9848
2016年12月24日土曜日
スズキ アドレスV125G K7型 販売中
スズキ アドレスV125G 販売開始しました。
排ガス規制前のK7型です。
BikeBros掲載済み
スズキ アドレスV125G インジェクション 前後タイヤ&ブレーキ新品
http://www.bikebros.co.jp/bikesearch2/shop/6097/8503229B30161221001/
整備済みです。
・前後タイヤ新品交換。
・フロントブレーキパッド新品交換。
・フロントブレーキキャリパー清掃・グリスアップ。
・リヤブレーキシュー新品交換。
・リヤブレーキドラム新品交換。
・バッテリー新品交換。
・スパークプラグ新品交換。
・インジェクションノズル清掃。
・吸排気バルブ清掃。
・電球類作動確認済み。
整備後10km試走実施済みです。
排ガス規制前のK7型です。
BikeBros掲載済み
スズキ アドレスV125G インジェクション 前後タイヤ&ブレーキ新品
http://www.bikebros.co.jp/bikesearch2/shop/6097/8503229B30161221001/
・前後タイヤ新品交換。
・フロントブレーキパッド新品交換。
・フロントブレーキキャリパー清掃・グリスアップ。
・リヤブレーキシュー新品交換。
・リヤブレーキドラム新品交換。
・バッテリー新品交換。
・スパークプラグ新品交換。
・インジェクションノズル清掃。
・吸排気バルブ清掃。
・電球類作動確認済み。
整備後10km試走実施済みです。
2016年12月20日火曜日
2016年12月14日水曜日
タンデム仕様ジャイロキャノピーの納車
タンデム仕様ジャイロキャノピーが完成し、本日お客様へ納車いたしました。
当店ホームページで「タンデム仕様ジャイロキャノピーDX版」の名称で販売している車両です。
追加オプションは、タンデムステップ ・ タンデムグリップ ・ ボックス用延長フレーム ・ 大型ボックス ・ グリップヒーター です。
ホンダ純正インナーバスケット装備。
オリジナル塗装のツートンカラーはクラシカルなVW風に塗り分け。
ロックペイント社製の1Kソリッドカラーに、2kウレタンクリヤーで仕上げました。
選択カラーはスズキ・ラパン限定車両の純正採用色で、
フレッシュミントパールメタリック、スペリアホワイトの2色です。
当店のDX版は一般的にバイク屋さんのいう「メンテ済み車両」ではなく、
言葉の通りに「フルメンテ」状態です。
一度フレームだけになるまで完全にバラして、全ての消耗品を交換しています。
ステムベアリングなど通常は交換が難しい部品も新品交換しています。
バイクに詳しくないお客様には何の事だかわからない単語ばかりだと思いますが、
要は機能上の部分をすべて「新車同等」に仕上げた車両だと思ってください。
エンジンはマロッシ製68ccボアアップキット使用。
マフラー・エアクリはノーマルなので、メインジェットは85番でセッティングを出しました。
2ストオイルの供給ポンプを増量加工済み。
ガソリンはハイオク推奨、2ストオイルはホンダのGR2推奨です。
車両の登録区分は側車付き軽二輪です。
今回は当店の都合で完成が遅れてしまったので車両配送を無料とさせていただき、
直接当店のトラックでお客様宅へ納車させていただきました。
- - - - -
当店ではオリジナル車両の制作を常時行っております。
もちろん通常の中古バイク販売や下取りも可能です。
ご依頼はお電話でお願いいたします。
店舗:タナベファクトリー 03-5969-9848
責任者:田邉ケータイ 090-9200-5405
当店ホームページで「タンデム仕様ジャイロキャノピーDX版」の名称で販売している車両です。
追加オプションは、タンデムステップ ・ タンデムグリップ ・ ボックス用延長フレーム ・ 大型ボックス ・ グリップヒーター です。
ホンダ純正インナーバスケット装備。
オリジナル塗装のツートンカラーはクラシカルなVW風に塗り分け。
ロックペイント社製の1Kソリッドカラーに、2kウレタンクリヤーで仕上げました。
フレッシュミントパールメタリック、スペリアホワイトの2色です。
当店のDX版は一般的にバイク屋さんのいう「メンテ済み車両」ではなく、
言葉の通りに「フルメンテ」状態です。
一度フレームだけになるまで完全にバラして、全ての消耗品を交換しています。
ステムベアリングなど通常は交換が難しい部品も新品交換しています。
もちろん、一般的な消耗品も全て交換済みです。
フロントスクリーン ・ タイヤ ・ チューブ ・ 駆動系部品 ・ ブレーキシュー ・ 全てのワイヤー類 ・ バッテリー ・ プラグ ・ 電球類。
バイクに詳しくないお客様には何の事だかわからない単語ばかりだと思いますが、
要は機能上の部分をすべて「新車同等」に仕上げた車両だと思ってください。
マフラー・エアクリはノーマルなので、メインジェットは85番でセッティングを出しました。
2ストオイルの供給ポンプを増量加工済み。
ガソリンはハイオク推奨、2ストオイルはホンダのGR2推奨です。
車両の登録区分は側車付き軽二輪です。
タンデムに必要な条件を全て満たしていますので、
陸運局で 乗車人数:2名 でナンバー取得いたしました。今回は当店の都合で完成が遅れてしまったので車両配送を無料とさせていただき、
直接当店のトラックでお客様宅へ納車させていただきました。
- - - - -
当店ではオリジナル車両の制作を常時行っております。
もちろん通常の中古バイク販売や下取りも可能です。
ご依頼はお電話でお願いいたします。
店舗:タナベファクトリー 03-5969-9848
責任者:田邉ケータイ 090-9200-5405
2016年11月28日月曜日
2016年11月25日金曜日
ジャイロキャノピー(4スト)オイル交換
本日はジャイロキャノピー(4スト)のエンジンオイル交換を行いました。
4ストのジャイロは原付の規定内(輪距500未満)に収めるため、
相当コンパクトに作られたエンジンらしく、かなり独特な構造です。
マフラーの配管やスパークプラグの位置もかなり変わっていて、
社外マフラーもなかなか販売されないようです。
プラグ交換などは2スト版に比べて非常に面倒です。
さて肝心のエンジンオイルですが、
オイルのドレンボルトも非常に外しにくい位置にあります。
ドレンボルトは左後輪を外した方が格段にアクセスしやすい場所なので、
当店ではオイル交換時に左後輪を外してしまいます。
4ストのジャイロは原付の規定内(輪距500未満)に収めるため、
相当コンパクトに作られたエンジンらしく、かなり独特な構造です。
マフラーの配管やスパークプラグの位置もかなり変わっていて、
社外マフラーもなかなか販売されないようです。
プラグ交換などは2スト版に比べて非常に面倒です。
さて肝心のエンジンオイルですが、
オイルのドレンボルトも非常に外しにくい位置にあります。
ドレンボルトは左後輪を外した方が格段にアクセスしやすい場所なので、
当店ではオイル交換時に左後輪を外してしまいます。
写真のとおり、ほぼ後輪の内側にドレンボルトが有ります。
17mmのソケットとエクステンションバーを使用してボルトを外します。
すると古いオイルが排出されますので、
上の写真の様に、オイル受けの為の容器を差し入れてからドレンボルトを緩めましょう。
さて抜いたオイルですが、ごらんのとおりの状態です。
前回の交換から走行距離は1000キロ程度ですが、既にかなり黒くなってました。
4ストのジャイロはエンジンオイルが0.49リットルしか入りません。
このためか、オイル劣化も早い場合が多いです。
前回の交換から走行距離は1000キロ程度ですが、既にかなり黒くなってました。
4ストのジャイロはエンジンオイルが0.49リットルしか入りません。
このためか、オイル劣化も早い場合が多いです。
車両を長く安全に運用するためにも、
可能な限り早めのオイル交換をお勧めします。
お勧めは1000~1500kmでの交換です。
メーカー推奨値は5000kmですので早すぎると思われるかもしれませんが、
あなたの車両がオイル関連のトラブルが無い車両であれば5000kmごとでも良いと思います。
ただもし中古で買ったバイクで、そのバイクの状態が解らない場合は、早めにオイル交換をして様子を探るようにした方が良いでしょう。
メーカー推奨値は5000kmですので早すぎると思われるかもしれませんが、
あなたの車両がオイル関連のトラブルが無い車両であれば5000kmごとでも良いと思います。
ただもし中古で買ったバイクで、そのバイクの状態が解らない場合は、早めにオイル交換をして様子を探るようにした方が良いでしょう。
また、走行が少ない場合でも、6か月(夏前・冬前)ごとのオイル交換は行った方が良いと思います。
では今回はこのあたりで。
2020年3月9日追記。
さいきんこのブログページのアクセス上がってきています。
業者オークションでも4ストのジャイロの相場が下がり、逆に2ストの値段が上がって来ています。
もしかしたら同じようなトラブルを抱えている方が増えているのかもしれないですね。
お困りの方は当店までお問い合わせください。
2020年3月9日追記。
さいきんこのブログページのアクセス上がってきています。
業者オークションでも4ストのジャイロの相場が下がり、逆に2ストの値段が上がって来ています。
もしかしたら同じようなトラブルを抱えている方が増えているのかもしれないですね。
お困りの方は当店までお問い合わせください。
2016年10月31日月曜日
カスタムバイク制作、新規受付の一時停止に関して
タンデム仕様ジャイロキャノピーなど、
カスタムバイクのご注文を数多く頂き、まことにありがとうございます。
現在、制作中の車両台数が増えたため、
カスタムバイク制作の新規受付は、一時停止しております。
既にカスタムバイクをご注文を頂いたお客様の車両が完成し次第、新規受付を再開いたします。
現在お待ちのお客様のスケジュールご確認および、
今後新規申し込みをご検討の場合の詳細は、個別にお電話頂ければご対応いたします。
03-5969-9848
カスタムバイクのご注文を数多く頂き、まことにありがとうございます。
現在、制作中の車両台数が増えたため、
カスタムバイク制作の新規受付は、一時停止しております。
既にカスタムバイクをご注文を頂いたお客様の車両が完成し次第、新規受付を再開いたします。
現在お待ちのお客様のスケジュールご確認および、
今後新規申し込みをご検討の場合の詳細は、個別にお電話頂ければご対応いたします。
03-5969-9848
2016年10月29日土曜日
2016年10月13日木曜日
2016年9月26日月曜日
2016年9月21日水曜日
2016年9月17日土曜日
2016年8月30日火曜日
2016年8月19日金曜日
ジャイロ修理でご来店のお客様
本日は4スト版ジャイロキャノピーのお客様がお二人連続でご来店戴きました。
お一人目はリミッターカットとタコメーターの取り付けをご希望でした。
4スト後期型キャノピー(TA03-110以降)の車両です。
タコメーターはインナーカウルを外して配線を通せば即日取り付け可能です。
在庫もノーブランドの汎用品ならば当店にも在庫がありますが、
お客様がご希望のデイトナ製の物は在庫がありませんでした。
またリミッターカットも在庫が無いばかりか当店で取り付け事例が無かった事も有り、
こちらのお客様には当日中のご対応はできませんでした。
このため後日当店からお見積りを提出させて戴くこととなり、
その結果を以て改めてご検討を戴くこととなりました。
せっかくご来店戴いたにも関わらず、ご希望通りの対応ができず申し訳ございませんでした。
お二人目はオイル交換です。
4スト前期型キャノピー(TA03-100番台)の車両です。
ご友人から譲られた4ストジャイロの初メンテナンスだそうです。
エンジンオイルを排出したところ、真っ黒でした。
ギヤ―オイルはチェックボルトから意図的に少しオイルを出して目視したところ、
まだオイルの透明度も高く、特にすぐに問題になるとは思えませんでしたので、
ギヤ―オイルの交換は次回に持ち越しました。
ついでにエアークリーナーもチェックしましたが、まだ綺麗な状態でした。
4ストジャイロのエンジンオイルは0.5リットル。
新しいオイルを入れて今回のメンテナンスは完了です。
最近はHPやブログの情報をもとに、
飛び込みでご来店いただくお客様が増えてまいりました。
もちろん飛び込みでのご来店も大歓迎ですが、
最近はこのブログで書いているようにタンデム仕様キャノピーの制作に追われています。
ご来店の前にお電話をいただけない場合、本日お一人目のお客様同様、
当日中のご対応ができない場合も御座います。
もしこのブログを見てご来店を考えて戴いているお客様がいましたら、
ご来店前に一度、お店または店主の携帯までお電話ください。
店舗:03-5969-9848 携帯:090-9200-5405
お一人目はリミッターカットとタコメーターの取り付けをご希望でした。
4スト後期型キャノピー(TA03-110以降)の車両です。
タコメーターはインナーカウルを外して配線を通せば即日取り付け可能です。
在庫もノーブランドの汎用品ならば当店にも在庫がありますが、
お客様がご希望のデイトナ製の物は在庫がありませんでした。
またリミッターカットも在庫が無いばかりか当店で取り付け事例が無かった事も有り、
こちらのお客様には当日中のご対応はできませんでした。
このため後日当店からお見積りを提出させて戴くこととなり、
その結果を以て改めてご検討を戴くこととなりました。
せっかくご来店戴いたにも関わらず、ご希望通りの対応ができず申し訳ございませんでした。
お二人目はオイル交換です。
4スト前期型キャノピー(TA03-100番台)の車両です。
ご友人から譲られた4ストジャイロの初メンテナンスだそうです。
エンジンオイルを排出したところ、真っ黒でした。
ギヤ―オイルはチェックボルトから意図的に少しオイルを出して目視したところ、
まだオイルの透明度も高く、特にすぐに問題になるとは思えませんでしたので、
ギヤ―オイルの交換は次回に持ち越しました。
ついでにエアークリーナーもチェックしましたが、まだ綺麗な状態でした。
4ストジャイロのエンジンオイルは0.5リットル。
新しいオイルを入れて今回のメンテナンスは完了です。
最近はHPやブログの情報をもとに、
飛び込みでご来店いただくお客様が増えてまいりました。
もちろん飛び込みでのご来店も大歓迎ですが、
最近はこのブログで書いているようにタンデム仕様キャノピーの制作に追われています。
ご来店の前にお電話をいただけない場合、本日お一人目のお客様同様、
当日中のご対応ができない場合も御座います。
もしこのブログを見てご来店を考えて戴いているお客様がいましたら、
ご来店前に一度、お店または店主の携帯までお電話ください。
店舗:03-5969-9848 携帯:090-9200-5405
2016年8月18日木曜日
2016年8月15日月曜日
タンデムキャノピー(11号)_09_オイルポンプ増量加工,エンジン始動
おはようございます。タナベファクトリーです。
タンデムキャノピー11号車、前回はジェネレーターを組み立てました。
今回はオイルポンプの組み立てです。
なお、ボアアプキットの組み立て、ジェネレーターの組み立てと、全て同日の作業ですが、
内容的に分ける為に別の記事にしています。
では早速写真です。
まずは分解したオイルポンプです。
きったないですね!(T_T)
ベース車両は当店に入庫前は数か月放置だったようで、
各部のオイルが劣化してドロドロでした。
このポンプを分解すると以下の様になります。
やはり、汚いです。
この付着している汚れを全て洗浄すると以下の状態になります。
綺麗になりました。
なお、右上に写っているL型の部品がポンプカムです。
当店でボアアップ車両を制作する場合、
このカムの座面を加工して、オイルの吐出量を若干増やしてあります。
さて、前回少し書いたハーネスの件ですが、
写真が有るので載せておきます。
元々のテープのボロボロ具合を写真に撮っておくべきでしたが、
私がサクサクと作業してしまったために写真を撮り忘れました。
ハーネスの写真は以上です。
防水面も考えて、保護チューブなども洗浄した上でキッチリ巻いています。
特に発電系のハーネスには、純正よりもシッカリとテープを巻いて保護してあります。
尚、写真が残っていませんが、
キャブレターも洗浄して組み込み済みです。
これでエンジンの組み立てはほぼ終了です。
最後に、今の状態でのエンジン始動テストを行ってあるので、
動画を掲載いたします。
以上、本日までの進捗でした。
次回はリヤブレーキの取付を更新予定です。
タンデムキャノピー(11号)_08_ジェネレーター組み立て
こんばんわ、タナベファクトリーです。
タンデムキャノピー11号車の組み立て日記です。
前回はボアアップキットを組み立てました。
今回はジェネレーターの組み立てを掲載します。
まず組み立て前のジェネレーターマグネット(正式名称はフライホイール)ですが、
ちょっと表面が錆びてますね。
これをスタッフのKさんに「磨いて」とお願いします。
Kさんは磨き大好きなので、研磨用のブラシを付けたドリル台に行ってバンバン磨いてくれます。
側面を磨いた状態が以下の写真です。
次に表面の磨きを終えたのが以下の写真です。
2つ上の写真と見比べると、非常に良い仕上がりなのが解ると思います。
Kさんは磨き作業にかけては私より上手いので、こういう作業のクオリティーが高いです。
磨き終わったジェネレーターマグネットを洗浄し、錆止めの為に耐熱スプレーで塗装してもらいます。
磨きや塗装の間に私がジェネレーターコイルを組み入れます。
はい、コイルが付きました。
次回か次々回に更新予定ですが、この時ハーネスの補修も行いました。
コイルから延びるハーネス(配線)のテープ(コーティングテープ)が
一部分ですが剥がれていたので、新たにテープをまき直しました。
剥がれている部分だけを巻きなおして補修しようと思ったのですが、
結局全てのハーネスのテープを巻き直してしまいました。
私がハーネステープを巻き終わる頃、
塗装が終わったジェネレーターマグネットが戻ってきたので組み立てます。
耐熱塗装のマットブラックがカッコイイですね。
この上に冷却ファンを取り付けます。
これでジェネレーター関連は完了です。
次回はオイルポンプの作業を掲載します。
タンデムキャノピー11号車の組み立て日記です。
前回はボアアップキットを組み立てました。
今回はジェネレーターの組み立てを掲載します。
まず組み立て前のジェネレーターマグネット(正式名称はフライホイール)ですが、
ちょっと表面が錆びてますね。
これをスタッフのKさんに「磨いて」とお願いします。
Kさんは磨き大好きなので、研磨用のブラシを付けたドリル台に行ってバンバン磨いてくれます。
側面を磨いた状態が以下の写真です。
次に表面の磨きを終えたのが以下の写真です。
2つ上の写真と見比べると、非常に良い仕上がりなのが解ると思います。
Kさんは磨き作業にかけては私より上手いので、こういう作業のクオリティーが高いです。
磨き終わったジェネレーターマグネットを洗浄し、錆止めの為に耐熱スプレーで塗装してもらいます。
磨きや塗装の間に私がジェネレーターコイルを組み入れます。
はい、コイルが付きました。
次回か次々回に更新予定ですが、この時ハーネスの補修も行いました。
コイルから延びるハーネス(配線)のテープ(コーティングテープ)が
一部分ですが剥がれていたので、新たにテープをまき直しました。
剥がれている部分だけを巻きなおして補修しようと思ったのですが、
結局全てのハーネスのテープを巻き直してしまいました。
私がハーネステープを巻き終わる頃、
塗装が終わったジェネレーターマグネットが戻ってきたので組み立てます。
耐熱塗装のマットブラックがカッコイイですね。
この上に冷却ファンを取り付けます。
これでジェネレーター関連は完了です。
次回はオイルポンプの作業を掲載します。
タンデムキャノピー(11号)_07_エンジンボアアップ
こんばんわ。タナベファクトリーです。
制作中のタンデムキャノピー11号車、今回はエンジンボアアップです。
先ず前回の進捗野おさらいです。
エンジンケースを分解し、各消耗品を全交換してクランクケースを組み立てました。
今回はこの上にボアアップシリンダーを組み込みます。
使用するのはマロッシ製ボアアップシリンダー&ピストンキット。
47mm径で68ccの物です。
当店のタンデムジャイロキャノピーは、47mmシリンダーヘッドまでフルセットで組み込みます。
良く誤解されていますが、マロッシのこちらの製品は、本来ジャイロ用では御座いません。
古い車種用の流用品で、恐らく本来の対応車種はAF01(初代リード50)です。
私もそれほど年配ではないので当時の車両は知りませんが、
イタリアのマロッシ社の対応車種からその様に推察しています。
この為、シリンダーヘッドも組み込む場合はプラグ位置が違います。
ジャイロノーマルは斜めプラグ、マロッシ(AF01用)はセンタープラグです。
このプラグ位置の違いによるエンジンカバーの加工はいずれ掲載します。
では早速 今回の作業内容です。
先ず、前回作業時に組み込んだクランクケースを、念のためにエアーダスターで清掃します。
ちなみにですが、今回、混合気(霧状ガソリンと空気の混ざったもの)の供給口を多少ですが研磨しました。
これは汚れの付着が多かったためと、金属のデコボコが多かったために混合気の流れが悪くなりそうだからです。
金属表面をなだらかにすることで、今後の汚れの付着や、混合器の流れをスムーズにする効果が有ると思います。
組み立て前にクランクケースの最終確認です。
クランクシャフトがケースの中心に来ているかを確認します。
組み立て時にかなり気を付けていたので、中心位置はバッチリでした。
(写真が斜めでイマイチ解りにくいですが)
次にいよいよボアアップキットです。
こちらも組み立て前に有る程度の加工を行います。
吸排気の口を、先ほどのエンジンケース吸気口と同じように研磨します。
先ほどと同じく、混合器(廃気も)の流れをスムーズにし、
汚れの付着を少しでも軽減するためです。
また、加工のバリ取りの目的も有り、ピストンとの摺動部(しゅうどうぶ/擦れる部分)は、
特に気を使って、リューター、耐水ペーパー(800番、1000番、2000番)で面取りします。
ピストンも同じように、シリンダーと接する摺動部を面取りしました。
この後組み立てますが、その前にひと手間かけます。
シリンダーとピストンにモリブデン粒子が配合されたグリスを塗布し、
バーナーで高温にして表面に定着させます。
これはレーシングエンジンのドライコーティングからヒントを得て最近よく行っている作業です。
本来のドライコーティングは高温状態のエンジンにモリブデン粒子を塗布する、又は
高温のエンジンに、同じく高温のモリブデンを高速で衝突させて定着/置換させる技術らしいです。
当店ではそこまでの技術は必要有りませんし、設備投資もできませんが、、
焼き付き防止にモリブデン粒子が有効で有ることに着目して、
簡易的なモリブデンコーティングとして上記の作業を行っています。
この作業の上でピストンをクランクケースに装着し、シリンダーを組み入れます。
次にシリンダーヘッドです。
圧縮調整と初期慣らしの為にヘッドガスケットを多めにして組み立てました。
当店でボアアップシリンダーを組み込んだ場合、
各部にモリブデンコーティングの上で組み立て、
組み立て後に初期慣らしとしてアイドリングで30分行います。
キャブレターや駆動系のセッティングを有る程度出したら、
その後走行試験を10km(30分~45分)ほど行います。
その後ガスケットを減らして(本来の枚数にして)、更に試験走行を行い、
プラグの焼け具合が問題なければ、最終的なセッティングに入ります。
最終セッティングが出たら更に10km(30分~45分)の走行試験を行い完成です。
この方法で、当店で指定した走行状態を守って頂ければ、まず焼き付きは起こりません。
・指定の走行とは、300kmまでは高回転まで回さない。
・ガソリンはハイオクを使用する。
・2ストオイルはホンダ純正GR2を使用する。
の3点です。
さて、これでボアアップキットが付きましたので一旦区切ります。
次回(御同日作業ですが)の更新は、
ジェネレーターの組み込みを掲載します。
制作中のタンデムキャノピー11号車、今回はエンジンボアアップです。
先ず前回の進捗野おさらいです。
エンジンケースを分解し、各消耗品を全交換してクランクケースを組み立てました。
今回はこの上にボアアップシリンダーを組み込みます。
使用するのはマロッシ製ボアアップシリンダー&ピストンキット。
47mm径で68ccの物です。
当店のタンデムジャイロキャノピーは、47mmシリンダーヘッドまでフルセットで組み込みます。
良く誤解されていますが、マロッシのこちらの製品は、本来ジャイロ用では御座いません。
古い車種用の流用品で、恐らく本来の対応車種はAF01(初代リード50)です。
私もそれほど年配ではないので当時の車両は知りませんが、
イタリアのマロッシ社の対応車種からその様に推察しています。
この為、シリンダーヘッドも組み込む場合はプラグ位置が違います。
ジャイロノーマルは斜めプラグ、マロッシ(AF01用)はセンタープラグです。
このプラグ位置の違いによるエンジンカバーの加工はいずれ掲載します。
では早速 今回の作業内容です。
先ず、前回作業時に組み込んだクランクケースを、念のためにエアーダスターで清掃します。
ちなみにですが、今回、混合気(霧状ガソリンと空気の混ざったもの)の供給口を多少ですが研磨しました。
これは汚れの付着が多かったためと、金属のデコボコが多かったために混合気の流れが悪くなりそうだからです。
金属表面をなだらかにすることで、今後の汚れの付着や、混合器の流れをスムーズにする効果が有ると思います。
組み立て前にクランクケースの最終確認です。
クランクシャフトがケースの中心に来ているかを確認します。
組み立て時にかなり気を付けていたので、中心位置はバッチリでした。
(写真が斜めでイマイチ解りにくいですが)
次にいよいよボアアップキットです。
こちらも組み立て前に有る程度の加工を行います。
吸排気の口を、先ほどのエンジンケース吸気口と同じように研磨します。
先ほどと同じく、混合器(廃気も)の流れをスムーズにし、
汚れの付着を少しでも軽減するためです。
また、加工のバリ取りの目的も有り、ピストンとの摺動部(しゅうどうぶ/擦れる部分)は、
特に気を使って、リューター、耐水ペーパー(800番、1000番、2000番)で面取りします。
ピストンも同じように、シリンダーと接する摺動部を面取りしました。
この後組み立てますが、その前にひと手間かけます。
シリンダーとピストンにモリブデン粒子が配合されたグリスを塗布し、
バーナーで高温にして表面に定着させます。
これはレーシングエンジンのドライコーティングからヒントを得て最近よく行っている作業です。
本来のドライコーティングは高温状態のエンジンにモリブデン粒子を塗布する、又は
高温のエンジンに、同じく高温のモリブデンを高速で衝突させて定着/置換させる技術らしいです。
当店ではそこまでの技術は必要有りませんし、設備投資もできませんが、、
焼き付き防止にモリブデン粒子が有効で有ることに着目して、
簡易的なモリブデンコーティングとして上記の作業を行っています。
この作業の上でピストンをクランクケースに装着し、シリンダーを組み入れます。
次にシリンダーヘッドです。
圧縮調整と初期慣らしの為にヘッドガスケットを多めにして組み立てました。
当店でボアアップシリンダーを組み込んだ場合、
各部にモリブデンコーティングの上で組み立て、
組み立て後に初期慣らしとしてアイドリングで30分行います。
キャブレターや駆動系のセッティングを有る程度出したら、
その後走行試験を10km(30分~45分)ほど行います。
その後ガスケットを減らして(本来の枚数にして)、更に試験走行を行い、
プラグの焼け具合が問題なければ、最終的なセッティングに入ります。
最終セッティングが出たら更に10km(30分~45分)の走行試験を行い完成です。
この方法で、当店で指定した走行状態を守って頂ければ、まず焼き付きは起こりません。
・指定の走行とは、300kmまでは高回転まで回さない。
・ガソリンはハイオクを使用する。
・2ストオイルはホンダ純正GR2を使用する。
の3点です。
さて、これでボアアップキットが付きましたので一旦区切ります。
次回(御同日作業ですが)の更新は、
ジェネレーターの組み込みを掲載します。
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