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2020年4月2日木曜日

ジャイロキャノピー 販売車両 整備記録

始めに
このブログ記事は、該当車両のご依頼者様の為に作業内容の記録として記載している物です。
作業のレクチャーを行う事が目的ではございません。
本記事を手本に作業なさる場合は、全て自己責任でお願いいたします。

バイクの構造などが解らない方にも可能な限り解りやすい記事にするよう努めてはおりますが、一部の写真がピンボケや明るさ不足で見え辛かったり、文章が解りづらい部分も有るかもしれません。

作業の合間に制作している写真・記事ですので、至らない部分も有るかもしれませんが、なにとぞご容赦願います。

----ここから記事本文です----

販売車両の記録

三鷹市のS様。

ご購入いただいたのは、前回別のお客様からキャンセルを受けた車両です。

ここまでの整備記録は以下に記載してあります。
http://blog.tnbf.jp/2020/03/blog-post_16.html

キャンセルの後に三鷹市のS様から車両購入のご依頼があったので、
追加の整備とご希望のボックスの取り付けを行い、販売することになりました。

ボックスは、マジカルレーシングのスーパーデリボックスの中古品を、
当店で修復して積載しました。

補修の記事は以下になります。
http://blog.tnbf.jp/2020/04/blog-post_1.html

修復が終わったスーパーデリボックスは、
マジカルレーシング社様より新しいボルトセットを購入して取り付けを行いました。

そのほかの追加整備としては、足回り、スクリーン、フロントインナーバスケットなどです。

整備が終わった車両がこちらです。



エンジンはデフギヤー以外はすべて分解整備し、
ミニカー化してオーバーフェンダーも取り付けました。

これにてS様ご希望の整備はすべて完了しましたので、
三鷹市でナンバーを取得し、自賠責に加入してご納車となります。

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当店はジャイロシリーズ専門店です。
営業・デリバリー・訪問系業務の車両は当店にお任せください。

整備・販売・買取可能!
業務に便利なハンドルバーや充電器の取り付けも承ります。
ミニカー化・塗装・社名ステッカーの作成なども可能です。
お客様のご要望に応じた様々なカスタムが可能です。


090-9200-5405 タナベファクトリー 田邉ケータイ
03-5969-9848 タナベファクトリー 店舗
http://tnbf.jp/ タナベファクトリー ホームページ


http://nav.cx/edbUCbE




タナベファクトリーオリジナル商品
ジャイロキャノピー専用
ガジェットマウントハンドルバー
頑丈でガッチリ固定できます。
スマホがグラグラしません。

社用車など、オリジナルステッカーの制作可能です。
社名ステッカー(切文字)参考画像

角型ステッカー参考画像



2020年4月1日水曜日

マジカルレーシング、スーパーデリボックスの補修

当店で販売したジャイロキャノピーに、スーパーデリボックスを搭載します。


中古品のためストップランプの動作チェック。

無事に点灯しました。


次に、このボックスはFRP部分に破損があるので補修を行います。

車体から取り外してゴロンと寝かせます。

扉の蝶番部分にひびが入っています。
これは扉の開きすぎでついたひびでした。
(扉の開きすぎ防止の紐が切れていたためです)

別の蝶番部分にもひびが確認できました。
大きな破損はこの2点です。

では補修を開始します。
まずは扉を外して、裏返しにします。

破損部分のアルミシートをはがして、
破損状況をきちんと確認します。

破損部分の周囲10センチくらいをワイヤーブラシで荒らしつつ、
ゴミや汚れを削り取ります。

割れた部分の形状を元通りにしつつ、アルミテープを張ります。
これは元の形状を保つためと、表側にFRP樹脂をたらさないためです。

蝶番の取り付け穴もテープでふさぎます。(樹脂が垂れるので)

荒らしが終わった状態の破損部分。

次に樹脂を用意します。

FRP用のエポキシ樹脂。
今回使ったのは、主剤に硬化剤を1%の比率で混ぜるタイプです。

樹脂を調合して撹拌し、割れたヒビの部分に刷毛で塗っていきます。

最初はFRPのガラスマットは使わず、樹脂のみ塗ります。
ヒビの奥まで流し込むようにします。

次に、ヒビ部分より大きめに切ったガラスマットをのせます。
のせたマットにさらに樹脂を塗ります。

もう一方のヒビにも同じように処置します。
ヒビ部分に樹脂をしみこませ、その上からガラスマットを置き、
さらに樹脂を塗っていきます。

箱本体側にもひびがあったので、
ここも同じように補修します。

荒らし処理

オモテ側にアルミテープを張って、
裏面から樹脂を流し込み、ガラスマットを張りました。

本日のFRP補修は完了です。
硬化が終わるまでしばらく放置して、
後ほど端部の仕上げや組み立てを行います。