ページビューの合計

2020年4月1日水曜日

マジカルレーシング、スーパーデリボックスの補修

当店で販売したジャイロキャノピーに、スーパーデリボックスを搭載します。


中古品のためストップランプの動作チェック。

無事に点灯しました。


次に、このボックスはFRP部分に破損があるので補修を行います。

車体から取り外してゴロンと寝かせます。

扉の蝶番部分にひびが入っています。
これは扉の開きすぎでついたひびでした。
(扉の開きすぎ防止の紐が切れていたためです)

別の蝶番部分にもひびが確認できました。
大きな破損はこの2点です。

では補修を開始します。
まずは扉を外して、裏返しにします。

破損部分のアルミシートをはがして、
破損状況をきちんと確認します。

破損部分の周囲10センチくらいをワイヤーブラシで荒らしつつ、
ゴミや汚れを削り取ります。

割れた部分の形状を元通りにしつつ、アルミテープを張ります。
これは元の形状を保つためと、表側にFRP樹脂をたらさないためです。

蝶番の取り付け穴もテープでふさぎます。(樹脂が垂れるので)

荒らしが終わった状態の破損部分。

次に樹脂を用意します。

FRP用のエポキシ樹脂。
今回使ったのは、主剤に硬化剤を1%の比率で混ぜるタイプです。

樹脂を調合して撹拌し、割れたヒビの部分に刷毛で塗っていきます。

最初はFRPのガラスマットは使わず、樹脂のみ塗ります。
ヒビの奥まで流し込むようにします。

次に、ヒビ部分より大きめに切ったガラスマットをのせます。
のせたマットにさらに樹脂を塗ります。

もう一方のヒビにも同じように処置します。
ヒビ部分に樹脂をしみこませ、その上からガラスマットを置き、
さらに樹脂を塗っていきます。

箱本体側にもひびがあったので、
ここも同じように補修します。

荒らし処理

オモテ側にアルミテープを張って、
裏面から樹脂を流し込み、ガラスマットを張りました。

本日のFRP補修は完了です。
硬化が終わるまでしばらく放置して、
後ほど端部の仕上げや組み立てを行います。

0 件のコメント: