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2017年1月17日火曜日

ホンダ・トゥデイ 入荷しました。

人気のホンダ・トゥデイが入荷しました。

現行型、インジェクション方式のエンジンです。

車両価格:8万9,000円(消費税込み)

中古車3か月保証付きです。
納車整備込み、各部を新品交換してあるので大変お買い得な車両です。

2011年式
走行距離24665km

インジェクション方式を採用した低燃費エンジンです。










前後ブレーキ新品交換済み。
駆動系リフレッシュ済み。
(ウエイトローラー・ドライブベルト・スライドピース)
バッテリー新品交換済み。
スパークプラグ新品交換済み。
フロントフォークブーツ新品交換済み。
エアークリーナー新品交換済み。

新品の前カゴ付きです。

タイヤ山の残り:5部

別途、自賠責保険とナンバー登録手数料が掛かります。

2017年1月14日土曜日

カスタムモンキーのメンテナンス


カスタムモンキーの修理依頼。

ホームページを見たというお客様より電話を頂き、カスタムモンキーを診断してほしいいとの事。

お電話の段階で分かったことは、
現在は長期保管中の車両で、おそらく不動車とのこと。

元オーナー様は既に鬼籍に入られており、生前に製作したカスタムバイクであるとの事。
故人の形見として保管している車両だが、動くのか確認したいというご家族からのご依頼。

かなりのカスタム車で、作った人にしかわからない部分もあろうことから、
ご家族の話では、「直せる人なんているのかしら・・・。」と不安なご様子。

詳しくお話を伺ったところ、元オーナー様はかなりのバイク好きの方だったようで、生前は何台もバイクを所有されていたそうです。

しかし元オーナー様が鬼籍に入られた後、
元オーナー様の思いが特に籠っていたであろうこのバイクだけは、ご家族の元に形見として残されることになっていたたそうです。

そして元オーナー様のお子様が、将来そのバイクを受け継いで乗ってみたいということ。
その為に、形見として残すだけではなく、機能を維持するためにメンテナンスをしたいとの事。

(T▽T) い~い話じゃないですか。

私はそういう話に弱いんです!

これはもう、断るわけにはいきません!
たとえカスタムバイクでも絶対に直して差し上げたい!

私も大のバイク好き!しかもカスタム大好き!
元オーナー様には奇妙な仲間意識すら感じてしまいます。

そもそもこの世に存在しない不思議な車両を作るのはウチも本業です!
俄然やる気が出てきました!

そしてお客様宅へお伺いし、実際の車両を目にしました。
非常に美しい車両でした。
元オーナー様がどれほどこのバイクを大事に組み立てていたかが一目でわかりました。

ご家族から色々お話を伺い、修理の方向性も少し見えてきました。

こういうバイクのメンテナンスは分解しないと何もわからないので、とりあえずお預かりして、トラック積載で持ち帰りとなりました。

翌日早速分解していろいろな部分をチェック。

まずオイルとガソリン。
放置された期間は数年でしたが、見事に腐っていましたので全部抜いて新しいものに入れ替えます。

当然、腐敗したオイルやガソリンが触れていた部分は全て洗浄します。

特に大変なのがキャブレター。(通称キャブ)
(空気を吸い込んで、霧状にしたガソリンと一緒に混ぜ合わせてエンジン内部に燃焼用ガスを送り込む装置です。)



写真の真ん中にあるのがキャブ。

しかしこのキャブ、デカすぎです。
計ってみたら一般の原付と比べて吸気穴の開口面積比で約3倍のサイズ。
どんだけ空気吸い込みたいんだよ(笑)

・・・話がそれましたが さてこのキャブ、
腐敗ガソリンの影響で動きが鈍くなっていました。

保管開始時にはご友人によるご協力が有った様で、ガソリンホースは塞いであったのですが、キャブ内には多少のガソリンが残ったままだったようです。

残ったガソリンがキャブ内で劣化・腐敗した影響で、キャブの各部も固着してしまったようです。
キャブを取り外して分解して洗うしかありません。

普通はここで 「うわ、メンドくせ」 となる所ですが、
私は放置車両のレストア作業は大好きなので、ワクワクしてきます。

パパッとキャブを外して洗浄を始めます。



キャブレターは内部まで完全分解して徹底的に洗浄。

再組立てして取り付け。



中も外もキッチリ奇麗になりました。

この後細かい部品を組み付けたり、ワイヤー類の調整や固定部分を補強して完了。

無事にエンジン回りのメンテナンスが終わったのでエンジン始動テスト。
アイドリング調整なども済んで、走行テストも無事に完了。

ご家族に動画でエンジン始動の様子を送信したところ、大変喜んでいただけました。



ご家族と相談し、とりあえずエンジン始動までで今回のメンテナンスは一旦終了。

故人の形見ということもあり、今は大掛かりに手を入れず、お子様がこのバイクに乗れるようになる日まで、最低限の維持を行うという方向で纏まりました。

そして本日、ご家族の元へお届け。

元オーナー様のお子様も、初心者がいきなりこのバイクに乗るのは無茶だと解っているようで、まずは普通のバイクに乗って、そこからのステップアップ先として考えているそうです。

焦ってどうこうせず、形見の車両をじっくり大切に扱おうというお気持ちに、お若いのに大変素晴らしい方だと関心させられました。

この車両はカスタム車両なのでパワーもかなり出ていますし、正直に申し上げて、初心者が乗りこなせるシロモノではありません。

まずは通常のギア付きバイクに上手に乗れるようになって、その後にこの素晴らしい車両を受け継いで差し上げる方が、元オーナー様もより喜んでくれるのではないでしょうか。

お子様が将来このバイクに乗れるようになったら、故人の思いが詰まった車両と共に色々な所に遊びに行ってほしいですね。

今回はとても暖かな気持ちになれるご依頼でした。

ご迷惑でなければ、ぜひ今後も色々とお手伝いさせていただきたく思います。
練習用の中古車両を探したり、貸し出しバイク等のご検討もご相談可能です。
またのご依頼、お待ちしています。

2017年1月12日木曜日

運営方針

当店の運営方針ですが、
いわゆる闇ボアアップは一切行いません。

たまに、ジャイロシリーズのミニカー登録車で、ボアアップを打診される事があります。
要は、50ccのミニカーナンバーのまま、黙ってボアアップしてほしいということです。

本来、ジャイロシリーズをボアアップすると、側車付き軽二輪・または原付二種となります。
しかし、安い維持費 と ヘルメット義務なし を両立したいがために、ミニカーナンバーのままボアアップしたいのだと思います。

当店ではこういったご依頼には一切お答えいたしません。
また、一度でもこういったご依頼をした方は、
以降の車両販売を含め、一切お取引をお断りいたします。

堅苦しいのは解っていますが、
やはり法律や秩序は守るべきだと思います。

既定の保険料金・税金を払って、楽しくバイク・トライクに乗りましょう。

2017年1月6日金曜日

タンデム仕様ジャイロXの制作

昨年末時点で受注していたタンデム仕様ジャイロXが佳境に入りました。



エンジン回りはマロッシ68ccキットにてボアアップ済み。

タンデム用に新規フレームを制作して、ロングシートを載せます。





シート裏にはジャイロXの純正金具を全て移植して、
純正キーでのシート開閉機構も生かしたまま搭載しています。



今回はほぼ同時進行で似た車両を2台制作しています。

1台はボックス付き、もう1台はボックスの代わりにバックレストを装着します。
バックレストはアドレスV125Gのものを流用し、溶接などで加工して取り付けます。



製作したオリジナルフレームは写真ではみすぼらしい姿ですが、
全ての溶接が終わったのちに再研磨して塗装します。