今回の作業の最終回です。
ブレーキ系の部品交換が全て終了しましたので、残りの作業を行います。
フロントフォーク、および、フロントサスペンションの摺動部の交換です。
まずはフロントフォーク周りをバラした全体図です。
左からボトムリンクのアーム、
サスペンション本体、
アクスルシャフトです。
上下に並べたのが、今回交換するブッシュ・カラーなどの消耗品です。
次に、こちらがサスペンション上部から取り外した、摩耗した消耗品です。
取り外したゴムブッシュと金属カラーを新品に交換します。
新旧比較です。右側が取り外した古い物です。
穴が広がっているのが解るでしょうか。
こちらは金属カラーです。
同じく右側が古いものです。若干くすんだ色になってますね。
新品は輝いています。
ノギスで計測すると、古いものの方は0.1mm程度、穴が広がっていました。
次にサスペンション下部とボトムリンクの接合部の消耗品です。
まずは古い物を取り外します。
こちらが用意した新品です。
新旧で色が違うのは、おそらく素材変更(耐久性向上)などの対策品かと思います。
樹脂製のためか、古い方は内側の穴が広がり、外側にもガタつきが出ています。
金属カラーの新旧比較です。
古いものも摩耗はありませんでしたが、念の為にセット交換しました。
こちらがフロントフォーク下部のボトムリンクアームの分解状態です。
一番右のブッシュの下にあるのが、破断したオイルシールです。
用意した新品のオイルシールです。
オイルシールの新旧比較です。
では組み立てに入ります。
まずサスペンション上部ですが、こちらは簡単に組み込み完了です。
カラー中心部には軽くグリスを塗布しておきます。
次にサスペンション下部とボトムリンクの接合部のブッシュ・及びカラーの組み立てです。
まずグリスを塗布します。
そして左右からブッシュを入れ、ブッシュの中にカラーを差し込みます。
ここは非常に入れづらいサイズとなっています。
特にグリスを塗布すると指が滑って組み込みの難易度が高いです。
ここにもグリスを塗布しておきます。
最後にフロントフォーク下部とボトムリンクの接合部のオイルシール交換です。
金属ブッシュに新品のオイルシールを装着します。
そしてサスペンション最下部の稼働部分に組み込み、
ボトムリンクアームを取り付けます。
ボトムリンクアームの先に、サスペンションの下部が嵌まります。
このモスグリーンのブッシュ部分が嵌まります。
このように嵌まります。
サスペンション上部の写真は撮り忘れてしまいました。
最後にブレーキ鳴きのチェックをして、全て完了です。
以上で今回のメンテナンスは全て終了です。
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