近隣で、ジャイロキャノピーの事故車(?)を27万円で販売した業者が居る様です。
近隣の有名ショップさんにてご購入。
外装ピカピカの4ストのジャイロキャノピー。
価格は27万円程度との事です。
注意喚起のために記事にしますが、
営業妨害などの言いがかりを受けるのはイヤなので、
店舗情報などはブログ上では非公開とします。
事の発端はハンドルバーの取り付け希望のお客様からのお電話。
別の店舗様で車両購入を決定したが、
当店制作のハンドルバーを取り付け希望で御電話を戴き、
「納車されたらバーの取り付けの為にご来店」となりました。
そしていよいよ待望の車両が納車され、
ハンドルバーの取り付けの為にご来店。
この時私が車両を見て、異変に気づきました。
車両を見た瞬間、「あれ?車両ゆがんでる」 と思いました。
スクリーン周りに歪みが有るとハンドルバーの取り付けが出来ないので、
少し調べてみることにしました。
まずは当店の正常な車両と並べて比較してみました。
以下、いくつか写真を掲載します。
まずは一枚目。
手前が当店車両。奥がご来店車両。
奥のご来店車両、ハンドルと背もたれが室内に傾いているのが解ります。
運転手が座る空間が微妙に狭くなっています。
次に反対から。
この写真では手前がご来店車両。
背もたれの角度が前に傾いていること、
そして屋根がかなり変形しているのが解ると思います。
具体的にどの程度変形しているのかを比較。
背もたれからフロントカウルまでの距離を測ります。
まずは当店の車両。
左サイド 94センチ
右サイドも94センチ。
次にご来店車両。
右サイドが86.5センチ
左サイドも86.5センチ。
左右ともに約7.5センチの変形。
運転手が乗る部分が7.5センチ狭くなっていることになります。
室内側に縮んでいますので、
屋根はそのぶん上にヒシャゲています。
次にスクリーンの角度を比較。
まずは当店車両
次にご来店の車両
ちょっと解りにくかったですね。
上記の写真のカウル先端とスクリーン後端に赤い線を入れてみました。
まず当店の車両
次にご来店の車両
かなり角度が変わってしまっているのが解るかと思います。
次に屋根の高さ。
まず当店の車両
168センチ
次にご来店の車両。
屋根が変形して盛り上がっているので、171.5センチでした。
最後に確認の為、屋根を止めているボルトを外してみました。
するとスクリーンに押されて屋根の位置がかなり後退しました。
このポールは背もたれのフレームにボルト留めされているのですが、
フレームからポールが外れない程度にボルトを緩め、
ポールを後ろ側に傾けられるように細工してありました。
ポールの位置を変えて屋根をムリヤリ取り付けたのでしょう。
こういった状態でしたので、
当店のハンドルバーの取り付けは諦めました。
スクリーンにも屋根にも負荷がかかりすぎている状態でしたので、
ハンドルバーを取り付けたらスクリーンが割れてしまう可能性が高かった為です。
またこの状態では今後のご利用にも心配が残るので、
お客様は購入店舗と相談するとの事でした。
見た目は外装カウルが非常に綺麗で、最新型のTA03-130でしたので、
乗り出し30万円は非常にお買い得だと思いますが、
メインフレームから曲がっているのでは流石にお客様がかわいそうです。
ジャイロを販売する業者には悪質な業者がまぎれている場合が多いです。
見た目がキレイだからと信用できない場合が多く見られます。
心配な場合は当店にご相談ください。
このブログ記事を見ての購入相談の場合は、
「ブログで悪徳業者に注意 の記事を見た」とおっしゃってください。
悪徳業者の手口は、当店ブログの以下の記事も参考になると思います。
今回の車両も、まさに以下の記事に適合する事例だったのがお分かりいただけるかと思います。
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