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2019年11月10日日曜日

(写真多め) タンデム仕様ジャイロキャノピー こだわりの作業 カウル塗装など

制作中のタンデム仕様ジャイロキャノピーのカウル塗装の様子を掲載します。

当店は作業に妥協をしない事が売りですが、
お陰で時間が掛かってしまい、いつもお客様にはお待たせしてしまって申し訳ない限りです・・・。

今回は、そんな当店の作業のうち、塗装前の準備などを掲載します。


塗装前の準備です。
一度制作したカウルや、加工した屋根を敢えて再度分解し、

洗浄、研磨、脱脂などの作業を行います。

ジャイロキャノピーはカウルが大きく数も多いので、
この洗浄や研磨は数回に分けて行います。

処理が終わったカウルはようやく塗装が出来ます。

下の写真はフロントフェンダーで、素材はポリプロピレンです。
非常に塗料が乗りにくい素材なので、
入念な洗浄、足付け(研磨)、脱脂の処理のうえ、
適切なプライマーの塗布を行ってからの塗装になります。 

塗装後は吊るして乾燥させます。

当店はガレージが狭いため、
塗装や乾燥待ちになると他の作業に影響が大きいので、
塗装作業は当店の作業スケジュールの合間を縫って行っています。


次はリヤデッキ、ABS樹脂のカウルです。
ポリプロピレンよりは塗装しやすい素材ですが、
今度は紫外線での劣化が原因で、非常に塗装しにくいカウルです。

まずは劣化部分を高圧洗浄機で叩き飛ばし、
その後、再度研磨、洗浄の上でプライマー処理して塗装します。

塗装後、軽く乾燥させたら再度塗装。
これを3回繰り返し、劣化樹脂が完全に埋まるまで塗装します。

次に、加工したフレームの塗装です。

錆びた部分の研磨はもちろん、
増設したボルトや溶接した部品は錆びやすく、
今後の防サビ処理も含めて塗装しておきます。



ここで塗装とは少し違いますが、
当店での拘り部分として、ボルトへの注油が有ります。

ジャイロキャノピーには構造上カナリ錆びやすいボルトが有ります。
リヤデッキのボルトなどはその代表ですので、
ボルトの頭に少しだけグリスを塗ってから締めこみます。


この状態で締めこめば、ボルトの穴側にもグリスが充填されます。
これでサビを防止する効果が長持ちします。

タンデムシート周りのカウルも、ようやく塗装です。
周辺部品との形状調整の為に加工する必要が有ったので、
この部分の塗装はどうしても最後まで後回しになります。 

これが塗装後です。
一気に統一感が出てカッコよくなったように見えます。

次にハンドルカウルです。
コレも当店の拘りですが、塗装前には既存のステッカーは剥がします。


紫外線での劣化などでステッカーがパキパキになっており剥がしにくいですが、
時間と根気で綺麗に剥がします。

キレイに剥がれました。
ステッカーの種類によっては綺麗に剥がれませんが、
そういう場合は弱めのシンナーなどを使って、
可能な限りカウルにダメージを残さないように剥がします。


またコレも塗装とは関係御座いませんが、
メーターの透明パネルです。
塗装の為に一度分解していたので、組み立て前に磨いておきました。

中古のジャイロシリーズは良く塗装車両がソコソコの値段で売られていますが、
たいていはステッカーの上からそのままの塗装ですし、
メーターパネルなども黄ばんだままの車両が多いです。 

当店では可能な限り丁寧に仕上げたいという思いから、
今回の記事の様に、過剰なくらい丁寧に作業や仕上げを行っています。

その思いが多少でも伝わればうれしく思います


タンデム仕様ジャイロキャノピーも、
完成まであと一歩です。








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当店はジャイロシリーズ専門店です。
営業・デリバリー・訪問系業務の車両は当店にお任せください。

整備・販売・買取はもちろん、
業務に便利なハンドルバーや充電器の取り付け、
ミニカー化・塗装・社名ステッカーの作成など、
お客様のご要望に応じた様々なカスタムが可能です。




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タナベファクトリーオリジナル商品
ジャイロキャノピー専用
ガジェットマウントハンドルバー

ハンドルバー参考画像

他社製品より大量に取り付け可能

ハンドルに手が当たりません

前方・メーター共に視認性良好です

社名ステッカー(切文字)参考画像

社名ステッカー(切文字)参考画像

社名ステッカー(切文字)参考画像


角型ステッカー参考画像




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