当店は作業に妥協をしない事が売りですが、
お陰で時間が掛かってしまい、いつもお客様にはお待たせしてしまって申し訳ない限りです・・・。
今回は、そんな当店の作業のうち、塗装前の準備などを掲載します。
塗装前の準備です。
一度制作したカウルや、加工した屋根を敢えて再度分解し、
洗浄、研磨、脱脂などの作業を行います。
ジャイロキャノピーはカウルが大きく数も多いので、
この洗浄や研磨は数回に分けて行います。
処理が終わったカウルはようやく塗装が出来ます。
下の写真はフロントフェンダーで、素材はポリプロピレンです。
非常に塗料が乗りにくい素材なので、
入念な洗浄、足付け(研磨)、脱脂の処理のうえ、
適切なプライマーの塗布を行ってからの塗装になります。
塗装後は吊るして乾燥させます。
当店はガレージが狭いため、
塗装や乾燥待ちになると他の作業に影響が大きいので、
塗装作業は当店の作業スケジュールの合間を縫って行っています。
次はリヤデッキ、ABS樹脂のカウルです。
ポリプロピレンよりは塗装しやすい素材ですが、
今度は紫外線での劣化が原因で、非常に塗装しにくいカウルです。
まずは劣化部分を高圧洗浄機で叩き飛ばし、
その後、再度研磨、洗浄の上でプライマー処理して塗装します。
塗装後、軽く乾燥させたら再度塗装。
これを3回繰り返し、劣化樹脂が完全に埋まるまで塗装します。
次に、加工したフレームの塗装です。
錆びた部分の研磨はもちろん、
増設したボルトや溶接した部品は錆びやすく、
今後の防サビ処理も含めて塗装しておきます。
ここで塗装とは少し違いますが、
当店での拘り部分として、ボルトへの注油が有ります。
ジャイロキャノピーには構造上カナリ錆びやすいボルトが有ります。
リヤデッキのボルトなどはその代表ですので、
ボルトの頭に少しだけグリスを塗ってから締めこみます。
この状態で締めこめば、ボルトの穴側にもグリスが充填されます。
これでサビを防止する効果が長持ちします。
タンデムシート周りのカウルも、ようやく塗装です。
周辺部品との形状調整の為に加工する必要が有ったので、
この部分の塗装はどうしても最後まで後回しになります。
これが塗装後です。
一気に統一感が出てカッコよくなったように見えます。
次にハンドルカウルです。
コレも当店の拘りですが、塗装前には既存のステッカーは剥がします。
紫外線での劣化などでステッカーがパキパキになっており剥がしにくいですが、
時間と根気で綺麗に剥がします。
キレイに剥がれました。
ステッカーの種類によっては綺麗に剥がれませんが、
そういう場合は弱めのシンナーなどを使って、
可能な限りカウルにダメージを残さないように剥がします。
またコレも塗装とは関係御座いませんが、
メーターの透明パネルです。
塗装の為に一度分解していたので、組み立て前に磨いておきました。
中古のジャイロシリーズは良く塗装車両がソコソコの値段で売られていますが、
たいていはステッカーの上からそのままの塗装ですし、
メーターパネルなども黄ばんだままの車両が多いです。
当店では可能な限り丁寧に仕上げたいという思いから、
今回の記事の様に、過剰なくらい丁寧に作業や仕上げを行っています。
その思いが多少でも伝わればうれしく思います
タンデム仕様ジャイロキャノピーも、
完成まであと一歩です。
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当店はジャイロシリーズ専門店です。
営業・デリバリー・訪問系業務の車両は当店にお任せください。
整備・販売・買取はもちろん、
業務に便利なハンドルバーや充電器の取り付け、
ミニカー化・塗装・社名ステッカーの作成など、
お客様のご要望に応じた様々なカスタムが可能です。
090-9200-5405 タナベファクトリー 田邉ケータイ
03-5969-9848 タナベファクトリー 店舗
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ライン公式☆タナベファクトリー
タナベファクトリーオリジナル商品 ジャイロキャノピー専用 ガジェットマウントハンドルバー |
ハンドルバー参考画像
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他社製品より大量に取り付け可能
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ハンドルに手が当たりません |
前方・メーター共に視認性良好です |
社名ステッカー(切文字)参考画像
社名ステッカー(切文字)参考画像
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社名ステッカー(切文字)参考画像
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角型ステッカー参考画像
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