ページビューの合計

2016年8月5日金曜日

タンデムキャノピー(11号)_03_エンジンケース分解

こんにちは。タナベファクトリーです。

今回はタンデムキャノピー11号の制作日誌を更新します。
タンデムキャノピーと銘打ってはいますが、ジャイロキャノピー(または後期ジャイロX)のエンジンオーバーホールも同内容です。

取り敢えず現在の車両ですが、このようになっています。



後輪周りが全て取り外されているので、スカスカになっています。

今回はこの取り外したエンジンのオーバーホール(以下OH)です。

まずはエンジンケースを分割した状態です。



向かって右側がクランクシャフトが入っていた部分です。
最初はドロドロに汚れていました。

で、ドロドロを洗い落としたら今度は錆汚れ・・・




エンジンケースはアルミなので錆びませんが、
周辺部品の錆びた汚れが溜まっていた様です。

ベース車両に不動エンジンの車両を仕入れましたが、
どうやら雨ざらしだったようですね。



今回はフルOHで全て分解して部品交換するので、
このようなエンジンでも全く構いません。



もちろん全て磨いて、綺麗な状態にして組み上げます。

今回もなかなか手が空かなかったので、作業中の写真は撮れませんでしたが、
整備後は以下の様にピカピカになって組み立てています。

ベアリングを交換してクランクシャフトを組み立てる直前の写真です。



黄色いのは液体ガスケットです。
ジャイロのクランクケースは紙や樹脂(ゴム)のガスケットを挟まず、
液体ガスケット(通称・液ガス)のみで接合部を密閉しています。

この為組み立て前に完全に清掃して、付着していた古い液ガスも除去する工程が必要です。
この時は樹脂製のスクレイパーを使用します。
ステンレス製のスクレイパーを使用する野はNGです。
アルミ製のエンジンケース接合面に傷が入り、密着できなくなるからです。

こうして組み立てたのが次の写真です。



実はデフギヤーの分解整備もすでに終わっています。
というか、この完成写真を撮る前にデフギヤーケース部分の分解組み立ても写真を撮っていたのですが、
カメラのレンズに油が付着していた様で、きちんとした画が撮れていませんでした・・・。。

今回は以上です。

次回はフロント周りのOHを掲載予定です。

0 件のコメント: