ではその続きです。
まずはプーリーを交換します。

プーリーは、
本体、バックプレート、ローラー、
スライダー、ボス、など全て丸ごと交換です。
ローラーは8.5gを選択しました。

ベルト・クラッチシューも交換し、組み立てます。

カバーを装着し、ボルトを戻します。

さて、キャブの掃除の前に、ほかの部分のメンテナンスを進めます。

まずはマフラーをチェックします。
取り外し前に清掃します。

マフラーが外れました。

続いてシリンダーを外します。

はい、シリンダーヘッドが外れました。

シリンダーヘッド内側は結構汚れていました

次にシリンダーを取り外します。

シリンダー内は汚れていますがキズや摩耗は無いようです。

ピストンはかなり焼けが有ったのと、
ピストンリングの摩耗が心配なので、交換です。

ピストン交換まで少し他の作業が有るので、
クランクケース内に細かいゴミが入らないように、
紙タオルを詰めておきます。


さて取り外したマフラーですが、
アルカリ洗浄液に漬け置きして、内部の汚れを除去します。


漬け置きの間に、エンジンの掃除でもしましょう。
洗浄前

洗浄後

洗浄前

洗浄後

さて、では再開します。
ピストンを取り外します。

これで今回交換する部品の取り外しが終わりました。
次にキャブレターのオーバーホールを行います。

まず分解します。

先日も使用したキャブレタークリーナー 泡タイプ です。

モコモコの泡で汚れを除去します。

次にヘッドの清掃を行います。

はい、清掃後です。

新品ピストンを準備します。

社外品なので少しだけ面取りをします。
オイルを塗って1000~2000の耐水ペーパーで
ピストンのスカート角を慣らします。

次にシリンダーですが、
この部分のスス汚れを落とします。
排気ガスの排出効率に関わるので厳重に作業します。

古いガスケットを削ぎ落します。
キズが付かないように細心の注意を払います。

エンジン側も同じく作業します。

準備完了です。
ここからいよいよ組み立てです。

ピストンにモリブデングリスを塗りつつ、リングを装着。

エンジンに装着、

ベースガスケットとシリンダーを装着。

ヘッドガスケットとヘッドを装着。

キャブを組み立て

組み立て後に取り付けました。
(取り付け写真が無かった)

充電しておいた新品バッテリーを装着。

人手の関係で写真が少なくなりますが、
洗浄終了したマフラーを装着し、無事にエンジンが掛かりました。
この先はタイヤ交換・ブレーキ交換、外装のメンテナンスと進みます。
本日は以上です。
長々とありがとうございました。