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2016年7月8日金曜日

タンデムキャノピーDX_(03)スイングユニット

タンデム仕様ジャイロキャノピーの、
フル・オーバーホール車両をご発注いただきました。

当店ホームページで「DX版」として販売している車両です。

今回はスイングユニット部分の消耗品を交換した様子です。



上記画像の真ん中より若干右上に有るのが、交換する部品です。
黒い部分ですが、3つの部品が含まれています。
オイルシール・ブッシュ・ダストシールです。
シャフトを取り外して、消耗品を取り外します。

次に分解したシャフトの写真です。



3つの丸に見える部品がオイルシール・ブッシュ・ダストシールです。
今回仕入れた車両はこれらの消耗品の摩耗限界はまだ超えていませんでしたが、
せっかくバラしたので当然これらの部品も新品に交換します。

次に、スイング機構をロックするポール部分です。



ポールにわずかでも摩耗があれば念のために交換ですが、
こちらの車両はごらんのとおり歪み一つありませんでしたので、
洗浄と再グリスアップで問題なく利用可能です。

次にこちらがポールの対になるスイングロックプレートです。



このプレートにポールが突き刺さってスイングロックが掛かります。
こちらのプレートも摩耗がなく、不思議なほどきれいな状態でした。

年式から考えると変色一つ無いのは不思議です。
つまり当店入庫前のかなり近い時期にポールとプレートが新品交換されていた様です。

この後ジョイントピボットとサスペンションブッシュを交換しましたが、
交換前と交換中の写真を撮り忘れました。申し訳ありません。
交換後の様子はこの後掲載します。

次の写真は再組み立て直前です。



ジョイントピボットの部品が新しくなっているのがお分かりいただけると思います。
ジョイントケース右端の綺麗な銀色の部分がジョイントピボットです。
ココがメインフレームとエンジンをつなぐ支点の部分です。

向きが違いますが、この部分のアップ写真が以下です。



新品シャフトが通っている部分グレーの樹脂製ブッシュが摩耗しやすい部分です。

車重が掛かるので非常に摩耗しやすい部分ですが、
アルミ製のジョイントケースからこれらの摩耗部品をきれいに抜き出し、
新品部品をまた正確に圧入する作業は非常に難解です。

つまりこの部分の修理がなされているジャイロは非常に珍しいと言えるので、
ジャイロの中古車両を吟味する際の一番重要なポイントでも有ります。

この部分の修理はジャイロ専門のプロショップならではのポイントです。

余談ですが、ヤフオクや格安中古車両でこの部分の質問をすると、
大抵の場合は質問に対する明確な回答が帰って来ません。

上の写真は全て交換後の、組み立て直前の写真です。
荷重が掛かる部分なので、当然ボルトも新品を用意しました。

最後にサスペンションブッシュです。



そもそもこの部分が分解交換できることを知らない方も多いと思います。
当店では特殊工具を独自に制作して交換しています。

今回は以上です。